就職なんて考えたこともない
でも、高い学費と
4年の時間を使ってまで
学びたいことも見つからない。
そんなあなたに。
なぜあなたは進学を選ぶのでしょうか?
長引くコロナ禍で家庭の収入が減り、進学費用が重荷になっているにも関わらず、就職者が減り、進学を選ぶ生徒が増えています。
「今はコロナで求人が減っているから、進学して2年後や4年後にがんばれば・・・」
そんな周りの勧めで、奨学金で安易に進学を選択していいんでしょうか。
2年後、4年後は景気がよくなっている保証はどこにもありません。
先行き不透明な厳しい状況の中で、借金して投資するようなものです。今時、大卒の資格さえあれば、より高い収入が約束されるなんてことはありません。
「でも、高卒は給料が安いって聞くよ」
「高卒の生涯賃金は大卒より低いんじゃない?」
そう思うかも知れませんが、高卒と大卒の生涯賃金の差については大きな誤解がされています。
高卒と大卒の賃金差の問題についての真実は?
学歴差よりも、業界差、企業差の違いの方が大きく、また、その人の置かれた状況や入社後の成長で、高卒のほうが大卒よりも高くなる場合があるので、どちらともいえない。
これが答えです。詳しくはこちらをご覧ください。
「これが学びたい」「こうなりたい」という明確な目標もないのに、それでも進学を選ぶのは、周りと違う選択をするのが不安だからではないでしょうか?
今は、高校から就職をするのは、6人に一人で少数派です。周りと異なる選択するのは勇気がいります。
でも、ここでしっかり考えてみましょう。もし、目的もなく進学して、学ぶ意欲を見失って中退したり、
充実した学生生活が送れず、結果的に就職活動も不本意に終わってしまったりすれば、奨学金という名の借金を背負うだけになります。その不安を考えれば、今、少しの勇気を出して「就職」の世界をのぞいてみたほういい。
そうすれば新しいチャンスを発見できるかもしれません。
それが「早活キャリア」という新しい考え方の高卒就職です。
高卒就職の新しい見方・考え方「早活キャリア」
従来の高卒就職のイメージを打ち破り、高卒を新しい考え方で積極採用する企業が徐々に増えています。
その考え方とは「高卒就職は大卒よりも4年早く社会にでて活躍する人材」=「早活キャリア」です。
静岡銀行
静岡銀行、28年ぶりの高卒採用復活
学業と両立支援
銀行のビジネスモデルが変革を求められる中、多様な人材を獲得する狙い。銀行で働きながら大学の夜間コースや通信制大学を受験し、地域の将来を担う人材として育成する。大学の受験料や学費は静岡銀行が負担する。(静岡新聞2020年12月)
(株)ワコールホールディングス
高卒採用率をUP
「大卒と比べ成長の度合いが大きい」
2019年2人が入社したワコールは「大卒と比べ成長の度合いが大きい」(人事担当)との評価から、20年春は販売職の正社員60人のうち15%にあたる9名を高卒にした。給与は入社5年目で大卒新卒社員より高くなる(標準評価ベース)よう設定されている。(日本経済新聞2020年3月)
大和ハウス工業(株)
工業高校生を採用。
専門学校で育成
新卒の工業高校の生徒を採用し、専門学校で学ばせるなどして建築現場の監督者に育成する取り組みを始めた。経済的な理由で就職をめざす生徒も支援する。3年目から施行管理職として働き、その後は大卒社員らと同じ扱いになる。(朝日新聞デジタル2020年12月)
スターバックスコーヒージャパン(株)
高卒の社員登用、
高校生バイトも採用開始
2024年末までに2000店舗体制にするため、年間100店舗前後の出店を続ける予定。出店拡大に合わせて、2022年春からは高校生のアルバイト採用を認め、高校卒業見込み者の社員登用を一部始める
(WWDJAPAN 2020年11月)
地元にある高い技術やユニークな商品やサービスをもっている成長企業が、高卒人材の成長性に気付き、新たに高卒採用を始めたり、今まで高卒採用をしていた企業が、高卒と大卒の壁を取り去り、成長した人が評価されるフェアな人事制度を始めたりしています。
対等に協動している社会に
4年間 仕事・生活 |
19〜22歳 |
4年間 大学・生活 |
---|---|---|
高卒(早活) | 卒業後の4年間を キャリアとして 考えるようになってきた |
大学進学 |
高卒 | 大卒 | |
高校生 |
上の図のように、就職と進学は、19歳から22歳の時間の使い方が違うだけ。就職は給料をもらいながら、プロとしての技術や知識を磨いていく道と考えるのです。一番わかりやすい例がプロのスポーツ選手です。大リーグの大谷翔平選手を高卒と呼ぶ人はいません。高卒も大卒も、フェアな条件で協力し合い、チームとして勝利をめざす。そんな会社を探すのです。
「最終学歴」より
「最新学習歴」を磨き続ける自分をめざせ!
4年早く社会に出るメリットを活かし、業界や企業を探せば、そこにチャンスがある。
変化の激しい時代には、「最終学歴」で学びが終わるはずがありません。絶えず社会の変化に合わせて、学びを更新し、成長し続ける「最新学習歴」が重要になるのです。
そのためには、「進学を諦めて就職」ではなく、自分の意思で選択し、「就職の道で自分らしい新しい道を歩む」という発想で動き始める。そんな高校生を、私たちは徹底応援します。